先日起きた大阪北部地震の被害事案を、掲載します。
写真も見た目に皆さまも、怖い思いをお持ちになるでしょうが
建物の基本構造等々では、見た目は酷くても、致命的なダメージでは
無い事柄も多いですので、一概には申し上げれませんが、あまり過度な
御心配はいらない事もあります。
むしろ建物も重要ですが、皆さまのお休みになるお部屋や、おくつろぎになるお部屋の家財・家電の固定等の方が、重要な場合もあります。
今回の写真のマンションは、大阪市福島区です。
構造は、鉄骨+ALC6階建 目視の被害は、主に1~3階辺りでした。
他の建物は室内などは、高層階の方が大きかったのですが地域、地盤によってそれぞれ違う感じです。
修理方法としては、ALCパネルの欠落・欠損部は樹脂モルタルにて整形修理
クラック等は、VもしくはUカットにて、少しヒビを広げ、エポキシ樹脂もしくは
シーリング材を注入後、段差をそろえて、塗装し美観と強度を取り戻す方法です。ブロック等は、写真でもお解かりの様に本来建物との繋ぎ部に鉄筋等が
入っていない為、外れてしまいました。マンション本体は、鉄骨構造である程度揺らして揺れを逃す。でも横のブロックは、揺れたら割れるもしくはズレルですので、お互いのゆれ方が違うのでこうなりますね。離れてしまった物は元には戻らないので、ブロックは解体するか、スチールの強固な金物でお互いを固定するかになります。
何にせよ、この事案は写真ではとても酷く見えますが、実は壊れている部分で力を逃しているので、何度も申しますが、致命的では無いを考えます。
無論、見た目はそうではないので、お化粧直しはしますが・・・
では 次回次の事案とします。
大阪北部地震 被害例① 大阪市福島区
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