通常は、施設名は出さないのですが、今回は、某所各地で被害が出たので
今後の対策の為にもと考え名を記載しました。
まず、被害が出た場所が、会館内の多目的スペースという、大勢の方が集う
場所であった事 約500㎡程度 天井の高さが、6m~7m程度あるという事
天井から、色んな物が落下してきた場合、怪我ではすまないと思われます。
実際、地震直後の散乱状態は酷い物で、1.2mある照明のカバーが落ちたり
格子上のガラリ 天井のボード 電球といった感じでした。
幸い、発生時刻が、8時前と使用していない時間帯でしたので、事なきを
得ましたが・・・
さて、この案件は、数年前に耐震対策はされていたという事でした。
なるほど、主となる柱等は、丸型の強固な鉄柱でなおかつ、力の逃す為
それが、動ける状態にしてあり、天井を支える梁にしっかりジョイントされている、物でした。が・・・・ 天井全体がある程度動いて力を逃す構造なのに
その柱の廻りの、天井材は、柱にピッタリ付いている状態です・・・
当たり前ですが、柱の廻りの壁は、歪で破れ、色んな所に力を掛け、照明を
落したり、とお粗末な感じがするのは、私だけでしょうか?・・・
あと、かなりの、㎡数の天井を釣って居る、支柱の細く、長い事 約1m釣っています。かなりの、揺れになったと思われます。
とは言え、使用者様が、日程を組みお待ちになっているので、至急のある程度の使用に耐えれる現状復旧をと、頑張りました。柱の廻りは、50~70程度動いても大丈夫な様に、仕上げ材とのクリアランスを取り、ウレタン樹脂製の板を
丸型(柱のデザインと合わす)で空いた隙間を塞ぎ、今後は直接仕上材に
支柱の力がかからない様にしました。
本事案は、建物の根本的な構造等は、ほぼ被害がないのですが、他の付属物の落下等で、被害が出る事案でした。 ちなみに、屋上高架水槽部のALCパネルの落下もぞっとしますね。幸い人が居なかったです。
大阪北部地震 被害例② 池田市民会館
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